13 関西 Debian 勉強会資料
関西 Debian 勉強会担当者 山下 尊也
2008 5 18
13 関西 Debian 勉強会 2008 5
1 Introduction
山下 尊也
関西 Debian 勉強会 Debian GNU/Linux のさまざまなトピック (新しいパッケジ、Debian 特有の機能の
組、Debian 界隈で起こった出来事、などなど)について話し合う会です
目的として次の三つを考えています
ML や掲示板ではなく、直接顔を合わせる事での情報交換の促進
定期的に集まれる場所
資料の作成
それでは、楽しい一時をお楽しみ下さい。
1
関西デビアン勉強会
目次
1 Introduction 1
2 最近の Debian 関係のイベント報告 3
3 ustream.tv を使った関西 Debian 勉強会中継の裏側 4
4 Debian で始める Emacs エディタ 11
5 今後の予定 14
2
13 関西 Debian 勉強会 2008 5
2 最近のDebian 関係のイベン
ト報告
山下 尊也
2.1 12 関西 Debian 勉強会
2008 4 29 日に「第 12 関西 Debian 勉強会」を行いました。勉強会は、合計 21 名の参加でした。
インターネット回線や部屋などを手配して頂き、姫路獨協大学の園田先生ありがとうございました。
有志により勉強会とは別に、観光ツアーも行われ、みなさん、姫路城の方を観光なされたみたいです
今回、インターネット環境が充実していたため、初めて ustream.tv よる中継を行ったり、東京から DebianJP
会長である上川さんが来て頂いたりと、非常におもしろい勉強会になったと思っています
2.1.1 発表内容
Windows PC でも Debian を楽しもう 名村さん
Debian GNU/kFreeBSD 大浦さん
はじめての sid たかや
Windows PC でも Debian を使う手段として、名村さん coLinux について説明して頂きました。質問では
Cygwin よりも速度的に速いの?や、どのような仕組みになっているのか?などの内容についての質問がありました。
また、名村さんによる coLinux 実践編を予定していますので、今後も楽しめそうです
2 人目の Debian GNU/kFreeBSD について大浦さんにご紹介して頂きました。インストールから始まり実際に X
が動いてる画面を見ると、会場から声があがりustream.tv のやまねさんが、2ch を見るためのソフトである、jd
が動くのか?と言うことで、実際に jd をインストールし、動く姿が確認されました。大浦さん、やまもとさん、岩松
さんによ Debian GNU/kFreeBSD についての文章作成も進んでるようなので、今後も Debian GNU/kFreeBSD
から目が離せません。
カーネル周りの話が 2 つあり、会場、そしてインターネットからもたくさんの質問があっため、私のセクションは、
かなり短くなってしまいました。カーネル周りの話などは、多くの質問が予想出きるので、今後は、セッション時間
の調整や、セッション数の調整が必要になってくると考えています。また、時間の余裕がなく、資料不足な点もあっ
たので、今後、資料を追加していく予定です
3
13 関西 Debian 勉強会 2008 5
3 ustream.tv を使った関西
Debian 勉強会中継の裏側
野方
3.1 はじめに
4 29 日の第 12 回関西 Debian 勉強会は、姫路での開催ということもありustream.tv のサービスを利用したイ
ンターネットビデオ中継を行いました。
ustream.tv Windows Mac の環境からは比較的簡単に利用できるようになっていますがDebian では少しつ
まづくところがあったので、その辺りを中心に Tips などを交えながら述べたいと思います
3.2 ustream.tv について
3.2.1 ustream.tv とは
ustream.tv(http://www.ustream.tv/) とは Web ブラウザ Adobe Flash Player を使いインターネットビデオ
中継を行うことができる web サービスです。特徴としては、以下のようなものがあります
Web ブラウザと Flash プラグインとカメラがあればどこでもストリーミング中継ができる。
ストリーミング中継は同時に録画でき、すぐに Web 上で公開できる。
チャットがあるので視聴者も参加でき講演者は反応をダイレクトに知ることができる。
手軽にストリーミング中継ができることから、オープンソース系の勉強会では最近よく使われるサービスです
3.2.2 ustream.tv を使って中継をするまでの流れ
中継をするまでの流れを http://www.ustream.tv/get-started から引用すると、このような感じになります
1. ustream アカウントを作る (アカウントのある人はログインする)
2. カメラを PC に接続する。
3. ログインして”My Show”をクリック
4. ”Name Your Show”にストリーミングの番組名を入力して”BROADCAST NOW” ボタンをクリック
5. Flash プラグインに「www.ustream.tv のカメラおよびマイクへのアクセスを許可しますか?」と尋ねられたら
「許可」をする。
6. ”START BROADCAST”ボタンをクリックして放送開始。
4
3.2.3 中継をするために用意するもの
ustream.tv の中継に必要なものをまとめました。必須なものについては、Debian をデスクトップ環境にて利用さ
れている方は普段使っているものばかりだと思います
必須
インターネット接続環境
Debian がインストールされたマシン;)
Adobe Flash プラグイン
Web ブラウザ
カメラ
マイク
あれば便利
オーディオミキサー
IRC クライアント
3.3 実際に中継をする
以上で中継に必要なものと手順がわかったので実際に中継してみました。
3.3.1 中継ができた人とできない人がいた
中継の実験を T 氏と行っていましたが、筆者はほとんどトラブルもなく中継を行うことができたのに対し、T 氏は
中継をすることができませんでした。その理由を探っていくとどうや Flash Player 原因があることがわかり
した。
3.3.2 Flash Player について調べる
Debian GNU/Linux(i386) で使える Flash Player について Debian 使 Flash Player 3
ustream.tv のサービスを利用するには SWF V9 が必要なので、フリーソフトウェアの Gnash Swfdec を使
うことができませんでした。ですので Adobe Flash Player を使用することになります
Adobe Flash Player(SWF V9) ロプライエタリソフト non-free クションを追加して flashplugin-
nonfree をイiceweasel2 使ってディレ
も可。
Gnash(SWF V7) フリーソフトウェア (GPL V3) aptitude install mozilla-plugin-gnash でインストー
ル可 Swfdec(SWF V7) リーソフトウェア (GPL V2) aptitude install swfdec-mozilla でインスト
ル可
Adobe Flash Player の制限 Adobe Flash Player OS ぼ同じバージョンので、同じように扱るよ
に見えますが Linux 版には制限があります
1. 対応しているビデ API Video4Linux(V4L) のみ(Kernel 2.6 以降では V4L2 標準。V4L は互
レイヤーで対応)
2. サウンドの入出力に ALSA を利用しているがサウンドデバイスを直接扱う
3. インプットメソッド (IM) の扱いが GTK IM 周りを考慮していない。
3 はさておき、1 2 の理由により使用するデバイスで中継ができた人とできない人に分かれました。
5
3.4 Adobe Flash で利用できるデバイスを考える
使用きるデバイス制限があというこが分かったので、Adobe Flash で使るデバイスにいて考え
ます
3.4.1 カメラ
PC に直接接続できるカメラは大きくわけて、このようなものがあります
Web カメラ
USB Video Class 対応カメラ (linux-uvc)
USB Video Class 非対応カメラ (gspca, ov511, qc-usb)
DV(デジタルビデオ) カメラ
IEEE1394 接続
USB 接続
USB 接続のカメラで Web メラと呼ばれるものは、USB Video Class 対応のものと非対応なものでわけるこ
ができます。まず USB Video Class 対応カメラはドライバの linux-uvc V4L2 しか対応しておらず V4L 互換レイ
ヤーをサポートしていないので V4L しか使えない Flash では使うことができません。
*
1
USB Video Class 対応カメラかそうでないかの見分け方は、
1. 解像度が 130 万画素以上。
2. Windows ドライバ不要とうたっている。
どちらかに当てはまれば、UVC 対応と見ればほぼ間違いないでしょう。
USB Video Class 非対応のカメラについては Microsoft VX-1000 Logitech Quickcam Express 2 種類使用し
ましたが、ドライバが V4L に対応していたので楽に使うことができました。ただ UVC 非対応のカメラはどのドライ
バに対応しているのか自分で見分けなければいけないことと、画素数が 30 万∼50 万クラスのものしかないので画質
に不満が出るかもしれません。
デジタルビデオ (DV) カメラについてですが、IEEE1394 接続のカメラは転送されるデータ形式が DV 形式で V4L
は直接扱えないので DV4Linux を経由して使う必要があります。映像についてはカメラとしての機能がしっかりして
いるので不満はないと思います
USB 続の DV カメラについては他の OS は使用したとの記事を見かけたのですが、まだ使用したことがない
ので debian 上で使えるかどうかわかりません。
Linux で使えるカメラについてまとめましたが、現時点では一長一短がありコレといっておすすめできるものがあ
りません。なので、まだまだ試行錯誤は続くと思われます
3.4.2 カメラの設定について
使用したカメラの設定について述べます
Microsoft VX-1000/Logitech Quickcam Express の設定 それぞれ UVC 非対応のカメラなので、VX-1000 gspca
Quickcam Express qc-usb のカーネルモジュールを使います。標準のカーネルを使っている人は自分の使っ
ているカーネル用のカーネルモジュールが用意されるので、それをインストールしてください。
作った使って module-assitant 使ってジューパッケ
トールします
*
1
The Flashcam Project (http://www.swift-tools.net/Flashcam/) flashcam を利用すれば Flash linux-uvc カメラが使え
るようです (未確認)
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# aptitude install module-assistant
# m-a a-i gspca (VX-1000 の場合)
# m-a a-i qc-usb (Quickcam Express の場合)
あとはカメラを接続してブラウザで ustream.tv にアクセスするだけで使うことができました。
IEEE1394 接続の DV カメラの設定 IEEE1394 接続の DV カメラは、DV4Linux を経由してブラウザを起動する必
要があります
DV4Linux のインストール DV4Linux debian パッケーなって (http://dv4l.berlios.
de/) からソースをダウンロードしてインストールする必要があります
パッケージ作成練習と自分で使うために作った sid debian パッケージを作りましたが、きちんと作っていな
いのでリスクを覚悟できる人だけ使ってください。
http://regret.nofuture.tv/packages/dv4l_1.0-1_i386.deb
$ tar xvfz dv4l-1.0.tar.gz
$ cd dv4l-1.0/
$ ./configure
$ make
$ sudo make install
DV4Linux をインストールすると vloopback
*
2
を経由して DV カメラとデータをやりとりをする dv4l と、
DV カメラとやりとりする dv4lstart 2 種類がインストールされますが、dv4l は使うと画像が途切れ途切
れに送られてきて不安定なので dv4lstart を使用します
dv4lstart を使ってブラウザを起動するには、このようにします
$ dv4lstart iceweasel
統合デスクトップ環境を使っている方はショートカットアイコンを作っておくと便利です
3.4.3 参考
DV4Linux (http://dv4l.berlios.de/)
デオキャプチャ:イス - Oss4art (http://megaui.net/oss4art/wiki/%E3%83%93%E3%83%87%E3%
82%AA%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%97%E3%83%81%E3%83%A3:%E3%83%87%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%
B9%E7%B7%A8>)
Debian 最新 Linux kernel DV 関係が全滅の - ほげめも (http://www.keshi.org/blog/2007/08/
debian_linux_kernel_disaster.html)
3.5 サウンド
基本的には ALSA で録音再生できるものであれば種類を問いませんがAdobeFlash ALSA の標準的な PCM
デバイス名 =default= 使わず、最初に認識されたサウンドのハードウェアにつけられるデバイス名 =hw:0,0=
を利用して録音再生しようとしま。ですの USB サウンドなどを接続して複数のサウンドカードを使用してい
場合には注意が必要です
筆者の場合、USB ウンドユニットを ALSA の設定ファイルの.asoundrc =default= に定義して使っていまし
たが、これではまった Flash は録音再生をしてくれないので、サウンドカード認識の順番を変更することで対処
ました。
3.5.1 サウンドカードの認識順を変更する
サウンドカードの認識順を変更方法は、/etc/modprobe.d/sound を変更する事によって行います
*
2
仮想ビデオデバイスを作るカーネルモジュール。DV4Linux とは別途インストールする必要がありまVloopback - Oss4art (http:
//megaui.net/oss4art/wiki/Vloopback)
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サウンドカードの設定はこのような感じで指定するので
alias snd-card-(番号) snd-(ドライバ名)
options snd-card-(番号) index=(番号)
実際にはこうなります
# alias snd-card-0 snd-hda-intel 元々の設定をコメントアウト
# options snd-hda-intel index=0 model=will 元々の設定をコメントアウト
alias snd-card-0 snd-usb-audio
options snd-usb-audio index=0
キュメ Documentation/sound/alsa/ALSA-
Configuration.txt を参照してください。
Flash サウ入出につて、contrib クションある flashplugin-nonfree-extrasound パッケーを使
ば、サウンドサーバーの PulseAudio Esound 由で変更できるようですが、筆者はデスクトップ環境に KDE
使用しているので未確認です
Flash Player:Additional Interface Support for Linux - Adobe Labs (http://labs.adobe.com/wiki/
index.php/Flash_Player:Additional_Interface_Support_for_Linux)
PulseAudio - Revolution Linux OpenSource projects (http://pulseaudio.revolutionlinux.com/
PulseAudio)
3.6 本番で中継をするにあたっての Tips
ustream.tv で中継をするにあたり、障害になるデバイスの問題も解決できたので基本的にはこれで中継を行うこと
ができます。しかし、よりよい中継を行うために少しこだわってみます
3.6.1 マイクにこだわる
ustream.tv での中継を見ていると、マイクの音が小さすぎて会場で何を言っているのかさっぱりわからない事があ
ります。そうすると見ている方としては興ざめしてしまうので、会場の音をきちんと拾うためにマイクにこだわって
みましょう
姫路からの中継では手持ちのサウンドミキサーとマイクを使用しましたが、サウンドミキサーは 68000 前後、
マイクは一本 3000 円程度のものでも十分なので用意しておくとよいでしょう
BEHRINGER というメーカーの ULTRAVOICE XM1800S というマイクは 3 本セットで 4000 円前後と非常にお
買い得なのですが、マイクが複数本あると講演者と会場の音というように分けて音を拾うことができるのでおすすめ
です
3.6.2 IRC クライアントでチャットに接続する
ustream.tv はビデオストリーミングだけでなく IRC によるチャットも用意されています。しかし用意されている
チャットクライアントは Flash で作られており日本語がうまく扱えません。
ということでストレスをためながらチャットをするよりも、使い慣れた IRC クライアントを使ってチャットをする
ほうがストレスもたまらず、ログなども取れたり便利なので、ustream.tv IRC サーバーに接続する設定を書いて
おきます
サーバー名 | chat1.ustream.tv
ポート | 6667
文字コード | UTF-8
ユーザー名 | アカウントがある人は ustream アカウント名。なければ空にしておきます
ニックネーム | 適当なニックネーム。アカウントのない人は、チャンネルに存
在しないもの以外に ustream アカウントにも存在しない
ものでないと使えません。
サーバーパスワード | ustream アカウントのパスワード。アカウントのない人は必要ありません。
チャンネル名 | 中継アドレスの channel 以下に#をつけたもの。たとえば関西 Debian の中継チャンネルに入るには
http://www.ustream.tv/channel/kansaidebian kansaidebian の頭に#をつけて#kansaidebian というふうに指定します
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会場でチャットに参加している人も中継役 ustream のチャットは中継を見ながらチャットしているので当然ながら講
演にしての質などの意見がてきます。ですが演者が必ずしチャットを見いるわけではいので、
会場でチャットに参加している人がいるなら、適当なころ合いを見計らってチャットで出た質問などを視聴者に
代わってしてあげてください。
そうすると会場はもちろん、インターネットを通じて見ている人もかなり盛り上がることは間違いないです
3.6.3 画面を中継するには?
今までカメラを使っての中継を書いてきましたが実は/dev/video に出力できるものなら、なんでも中継することが
できます。ということで PC の画面を中継することも Screencast4Linux を使えばできます
ちなみに Screencast4Linux はまだ debian パッケージにはなっていません。カーネルモジュールをパッケージにす
る方法がわからないので誰か挑戦してみて!
Screencast4Linux: Linux X Window キャス (http://yanbe.org/
screencast4linux/)
3.7 最後に
本来ならばここまで大きくなることもなかったのですが、Adobe Flash Player の奇妙な仕様によりこんなに長
なってしまいました。
Adobe も「Open Screen Project」の一環として仕様 API の利用制限を撤廃したので、自由なソフトウェア
Flash Player が発展し、早くこのようなバッドノウハウに頼らなくなればと思っています。
3.8 資料
3.8.1 ビデオデバイス周り
Main Page - V4LWiki(http://linuxtv.org/v4lwiki/index.php/Main_Page)
Video4Linux WikiLinux のビデオデバイス周りの情報は一通り揃っています
Welcome to QuickCam Team! - QuickCam Team(http://www.quickcamteam.net/)
Logitech Quickcam Team のまとめサイト。ドライバの情報がまとまっています
VideoFourLinuxLoopbackDevice < Motion < TWiki(http://www.lavrsen.dk/twiki/bin/view/Motion/
VideoFourLinuxLoopbackDevice)
仮想ビデオデバイス vloopback のサイト
AVLD - Another Video Loopback Device(http://allonlinux.free.fr/Projets/AVLD/)
もう一つの仮想ビデオデバイスの実装。
gstfakevideo(http://code.google.com/p/gstfakevideo/)
gstreamer に流すための仮想ビデオデバイス。gstreamer は鼻血が出るほどむずかしい。
Screencast4Linux: Linux X Window 上で手軽にスクリーンキスト (http://yanbe.org/screencast4linux/)
PC の画面をスクリーンキャストする。
DV4Linux(http://dv4l.berlios.de/)
DV カメラと V4L とやりとりするラッパーソフト
The Flashcam Project(http://www.swift-tools.net/Flashcam/)
UVC カメラと V4L をやりとりするラッパーソフト
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3.8.2 その他
FrontPage - Ustream まとめ Wiki(http://usy.jp/ustream/index.php?FrontPage)
ustream.tv で中継をするためのノウハウを集めた Wiki
ustream.tv から smilevideo にアップロードするための講座 (http://www.ustream.tv/recorded/379002)
ドワンゴの溝口氏による ustream.tv で録画した flv ffmpeg を使ってエンコードしてニコニコ動画の smilevideo
アップロードするまでの講座。
表現のためのオープンソースソフトウェア - Oss4art(http://megaui.net/oss4art/wiki/)
EffecTV 開発者のふくち氏による Linux マルチメディア系の情報を集めた Wiki
HowtoCast - dcastkit - Trac(https://ssl.keshi.org/projects/dcastkit/trac.fcgi/wiki/HowtoCast)
八重樫氏製作による Debian Live ベースのライブストリーミングに特化した LiveCD dcastkit を使ったストリーミン
グ方法。
Penguin.SWF(http://blogs.adobe.com/penguin.swf/) Adobe Linux Flash 開発者の blog
Adobe Bug and Issue Management System(https://bugs.adobe.com/flashplayer/) Flash Player のバグト
ラック。まだできて間もないのであまりバグが登録されていません。
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13 関西 Debian 勉強会 2008 5
4 Debian で始める Emacs
ディタ
木下 達也
4.1 GNU Emacs とは
GNU Emacs は、拡張・カスタマイズが可能なテキストエディタです
GNU システムの構成要素として 1984 年から開発が始まり、現在もなお愛され続けています
テキストエディタとしての基本的な機能に加えて、複数の「バッファ」それぞれに応じた「モード」、キー割り当て
のカスタマイズ、Emacs Lisp によるプログラミングが可能、といった特徴があります
その柔軟性は、文書作成、コーディングという用途に留まらず、メール送受信、ウェブブラウズなどもこなせる
どです
4.2 Emacs のインストール
4.2.1 Debian パッケージ
Debian では emacs パッケDebian Emacs パッケ (etch emacs21
lenny では emacs22) がインストールされます。
# apt-get install emacs
ウィンドウアプリケーションとして動かすのではなく、端末でのみ利用したいのであれば、代わりに-nox パッケー
(etch emacs21-noxlenny では emacs22-nox) を選べば、依存関係が少なく、インストールサイズが小さく
て済みます
4.2.2 Unicode 日本語対応
emacs21 は、Unicode (UTF-8) 日本語対応のためには、別途 mule-ucs パッケージが必要です(emacs22 では
mule-ucs 無しでも対応)
# apt-get install mule-ucs
mule-ucs を有効にするには、設定ファイルのサンプル/usr/share/doc/mule-ucs/examples/dot.emacs.ja
内容を、~/.emacs の先頭の方に貼り付けておくとよいでしょう(emacs22 でも有用な設定が含まれています)
: mule-ucs 、やす。また~/.emacs UTF-8
~/.emacs 読み込み前に環境変数で mule-ucs を有効にする方法もあります。/usr/share/doc/mule-ucs/README.Debian
を参照。
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4.3 Emacs の利用法
起動方法:
emacs 通常起動
emacs -nw 端末内で起動
emacs -q ~/.emacs を読まずに起動
emacs -q -no-site-file startup ファイルを読まずに起動 (emacs22 なら-Q でも可)
キーボード操作に慣れることで、Emacs をより快適に使えるようになります
C-x Ctrl キーを押しながら x
M-x ESC を押してから x (または Alt キーを押しながら x)
ESC Esc キーまたは C-[
TAB Tab キーまたは C-i (字下げや補完に使う)
RET Enter キーまたは C-m (改行と同時に字下げする場合には C-j)
DEL Back space キー
SPC スペースキー
C-x C-c Emacs を終了
C-p 上へ C-n 下へ
C-b 左へ C-f 右へ
C-a 行頭へ C-e 行末へ
DEL 手前 1 文字を削除 (C-h はデフォルトでは help-command)
C-d 1 文字を削除
C-k 行末まで削除
C-o 行末までを次の行へ (改行を挿入、位置はそのまま)
C-x C-f ファイルを読み込む
C-x C-s ファイルを保存
C-x i 現在位置にファイルの内容を挿入
C-x C-w 別ファイルへ保存
C-x RET f 現在のバッファの coding system(文字コード) を設定
C-x RET c 次に実行するコマンドの coding system を設定
C-v 次ページへ M-v 前ページへ
M-< 先頭へ M-> 末尾へ
C-s 前方検索 C-r 後方検索 (M-付きで正規表現)
M-% 置換 (C-付きで正規表現)
C-SPC マーク
C-w カット M-w コピー C-y ペースト
C-g 処理を中断
C-x u Undo
C-l 現在行を中央にして再表示
C-x b バッファ移動 C-x k バッファ削除
C-x ( キーボードマクロ記録開始
C-x ) キーボードマクロ記録終了
C-x e キーボードマクロ実行
C-x 2 ウィンドウ分割
C-x 1 他のウィンドウを削除
C-x 0 現在のウィンドウを削除
M-x コマンド実行 (Lisp 関数を呼び出し)
M-: ミニバッファで入力して Lisp 式を評価
C-x C-e 手前の Lisp 式を評価 (*scratch*では C-j で評価・表示)
M-! 外部コマンド実行 (C-u 付きで出力を現在位置へ挿入)
M-x help RET ヘルプ
M-x info RET マニュアル
M-x apropos RET 関数、変数等の名前を検索
カスタマイズ例:
(global-set-key "\C-h" ’delete-backward-char)
(global-set-key "\C-ch" ’help-command)
(global-set-key "\C-z" ’scroll-down) ;; C-x C-z to use suspend/iconify
(global-set-key "\C-cg" ’goto-line)
(if (locate-library "iswitchb") (require ’iswitchb))
(if (fboundp ’iswitchb-default-keybindings) (iswitchb-default-keybindings))
(global-set-key "\C-cb" ’switch-to-buffer)
(setq visible-bell t)
(setq inhibit-startup-message t)
(if (fboundp ’menu-bar-mode) (menu-bar-mode -1))
(if (fboundp ’tool-bar-mode) (tool-bar-mode -1))
(if (fboundp ’auto-compression-mode) (auto-compression-mode 1))
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4.4 add-on パッケージ
Emacs 標準の機能だけでなく、さらに追加できる Emacs Lisp パッケージがたくさんあります
2008-05-13 時点の Debian sid で、usr/share/emacs を含むパッケージ:
# apt-file update
$ apt-file search usr/share/emacs | awk ’{print $1}’ | sort -u | cat -n
1 a2ps:
2 acl2-emacs:
3 ada-mode:
4 afnix:
5 anthy-el:
6 apel:
[...]
256 yatex:
257 yc-el:
258 yorick-data:
259 zenirc:
個人的なお勧め・注目パッケージ:
メールクライアント: mew, mew-beta, wl, wl-beta
引用ツール: mu-cite
スケジュール管理: mhc, planner-el
ウェブブラウザ: w3m-el, w3m-el-snapshot
日本語入力: ddskk, prime-el
辞書検索: lookup-el
ローマ字での日本語検索: migemo
編集支援: muse-el, auctex, yatex
4.5 emacsen パッケージ
Debian sid に現時点で存在する emacsen パッケージ:
emacs22 (emacs22, emacs22-gtk, emacs22-nox)
emacs21 (emacs21, emacs21-nox)
xemacs21 (xemacs21-mule, xemacs21-mule-canna-wnn, xemacs21-gnome-mule,
xemacs21-gnome-mule-canna-wnn, xemacs21-nomule, xemacs21-gnome-nomule)
非公式パッケージとしてRomain Francoise んによる emacs-snapshot パッケージ (CVS Emacs 23.0.x)
あります(http://emacs.orebokech.com/)
Emacs Lisp add-on パッケージでは、emacsen れぞれに応じた処 (バイトコンパイル等) はインストール時
実施されるので、パッケージはほぼ共通のものが使えます
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13 関西 Debian 勉強会 2008 5
5 今後の予定
山下 尊也
5.1 次回
次回は、2008 6 29 日に福島区民センター
*
3
にて行なう予定です
5.2 OSC 2008 Kansai について
今年の OSC Kansai の日程が決まりました。7 18,19 日(金・土)に行なわれます
関西 Debian 勉強会として決まっているのは、以下の通りです
18 日に参加出来る方が多ければ、18 ,19 日両日参加する
セッション時間は、2 時間頂き、通常とほぼ同様の勉強会を開催する
ブース担当と、セッション担当に分ける
5.3 KDR のおしらせ
関西 Debian 勉強会の有志で関西 Debian 勉強会とは独立した形で、週に一度、読書会 (KDR) を開いています。詳
しくは KDR 公開用ページ
*
4
をご覧下さい。
*
3
http://www.city.osaka.jp/shimin/shisetu/01/fukushima.html
*
4
http://qwik.jp/kdrweb/
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関西デビアン勉強会
Debian 勉強会資料
2008 5 18 初版第 1 刷発行
関西 Debian 勉強会 (編集・印刷・発行)
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